白熱インターリーグ
日本でのインターリーグ(セパ交流戦)は、千葉ロッテの優勝?でひとまず収束。
僕の中でのMVPは、迷わず金本(阪神)。
パ・リーグ全球団からの本塁打は正直、すごいのひとこと。
ホーム球場の甲子園の広さや、新庄(日本ハム)も言ってたけどパ・リーグのどの球場もセリーグに比べて広いのは、さることながら、各チーム6試合しかないなかでまんべんなく、しかも警戒されつつ勝負どころのでの価値ある一発が多かったのは特筆するべき。
ここへ来て米メジャーのインターリーグは本格化。
1,000本安打を先日達成したシアトルマリナーズ
のイチロー
は、ホームのセーフコ・フィールドでニューヨーク・メッツ
と対戦。イチローとメッツ先発石井一久はメジャー初対決!注目の初対決は、2ストライクと追い込まれてから軽くレフと前にヒット。
圧巻は、2回裏の第2打席。42歳パット・ボーダーズの二塁打などで2死2、3塁。調子を上げているイチローだけに敬遠も考えられた場面。でも序盤の2回。続く打者は、スイッチヒッターで唯一この時点でマリーナーズの規定打席到達打者で3割を超えているランディ・ウィン。当然勝負。厳しいボールで0-2とカウントを悪くした石井の3球目を思い切り振りぬいた打球は、すれすれでライトポール際のファンのグラブのなかへ。メジャーでの格の違いはあるかもしれないが、イチロー
のスイングを見る限り長打を完全に狙いにいっていた。そこに安易にストライクを取りに来た石井の完敗。
この日のマリナーズの先発は、43歳のジェイミー・モイヤー。捕手を務めたボーダーズは42歳。二人合わせて85歳のバッテリーでメッツ打線を7回零封。老獪の一言!
そこをいくと、メッツでレフトを守るクリフ・フロイド。メジャー13年目のベテランも正直最近は緩慢な守備が目に付く。このようなプレーを続けていては、チームの優勝は遠い。フロリダ・マーリンズでワールドシリーズを制覇したときの印象が強いだけに奮起を期待したい・・・。
メッツの松井稼頭央は、前日、オークランド戦で足を痛めたためスタメン落ち。途中出場ので守備では、軽やかな動きを見せた。
明日のメッツ先発は、あのペドロ・マルチネス。松井もスタメン復帰できそうなので、今日とは違った内容で楽しめそう。
ニューヨーク・ヤンキース
の本拠地ヤンキースタジアムでは、ヤンキースがシカゴ・カブスと対戦。歴史ある球団同士の対戦は、お互いが点を取り合うシーソーゲーム。
ヤンキース2点ビハインドで迎えた7回裏、アレックス・ロドリゲスのタイムリーで1点差とすると、この日もタイムリーを放ち、足を痛めて以来打撃好調の松井秀喜。外角のストレートを強引に振り抜いた当たりは、鋭いライナーでそのまま逆転のスタンドイン。続く8回には、無死満塁の場面で、ライト線にこの日3安打目となる2点タイムリー二塁打で合計5打点目。ここで代走が出てお役御免。大歓声のブロンクスのヤンクスファンに迎えられた。
この日は、田口(カージナルス)も3安打。井口(ホワイトソックス
)も2打数1安打1打点。
先日は野茂(デビルレイズ
)も日米通算200勝を達成し、大家(ブルワーズ
)は移籍後即完封。
日本人メジャーリーガーのエンジンがかかってきた!
待ってました!野茂200勝!
タンパベイ・デビルレイズ の野茂英雄 が、地元トロピカーナフィールドで行われたブルワーズ 戦に先発。
7回を2失点に抑え、王手をかけて足踏みが続いていた200勝をついに達成!
199勝からかなりじらされてきたが、やはりここは野茂 。淡々と投げ続けていた印象。
いい当たりが正面をつき、ダブルプレーにも助けられたものの安定した投球で奪った三振は2つ、与えた四球も2つという数字が物語る。
前日の同カードでは、移籍初登板の大家が完封を目の前で披露しており、少なからず力の入るところかなぁとも思ったりしたのだが・・・
野茂 よりも力んでいたのは、おそらくチームメイト。
デビルレイズといえば、20代の若手中心で、彼らからしたら野茂 は生きた手本。
今シーズンの野茂の防御率の悪さのひとつに、そんな若いチームの守備のまずさもあると思うが、野茂 は今の環境に満足しているコメントを記録達成後残している。
でもそんな選手たちは、口々に野茂の200勝のために貢献したいといっていた。
抑えのバエスが、9回2アウトをとり最後のバッターを追い込む。
ホームのスタンドは、いつもより大きいスタンディングオベーション・・・
ブルワーズのミラーをライトフライに打ち取ると、選手・観客みなが浮き足立っていたように見えた。
当然その輪には、野茂はいない。
野茂 が降板後フィールドに姿を見せたのは、ベンチ裏で選手・スタッフのみなと挨拶を交わしたあとの、外向けのインタビューのときだ。
近鉄時代は、打者の援護がないといったことがよくあったし、ドジャース時代は、好投しても後続のリリーフ陣が打ちこまれ勝ち星を逃すということも多々あった。
投手の勝利というものは、自分ひとりでどうにもできるものではない。0に抑えても負けないだけだ。勝利ではない。
そういった意味でも、日米での通算200勝は、とても価値のあるものだと思う。
イチローメジャー通産1,000本安打
インターリーグのフェラデルフィア・フィリーズ戦、の第一打席、先発のリーバーからライト前へのクリーンヒットでみごと達成!
6月に入って不振が続いたものの、当然イチロー (シアトル・マリナーズ )にとってはここは通過点。
あとは野茂の200勝。
でも彼らは、そんな記録あまり気にしてないんだろうなぁ~
あの人が帰ってきます!
ミスタープロ野球長嶋さんが帰ってきます。
このまま隠居なんてさびしいと思っていたのでうれしい限りです。
http://news.goo.ne.jp/news/sanspo/sports/20050527/120050527023.html
野茂ついに200勝王手!
日本時間27日、タンパベイで行われたアスレチックス戦にタンパベイ・デビルレイズ の野茂英雄 が先発。
8回降板前に浴びた本塁打1本の1点に抑えメジャー121勝目、日米通算199勝目を挙げた。
ここ数年、ストレートのスピード表示こそふるわないものの、今日は、直球の伸び、フォークボールの切れはよく、フォームを工夫してきたことがいい方向に向かっているのか制球も安定していた。
もう、200勝まで残すところあと1勝!
次戦もアスレチィック戦での当番予定。リーチ一発で達成して欲しい。
そして当然日本球界は、彼の名球界入りを承認して欲しいです。
アメリカ野球殿堂入りは時間の問題だと思うが、いかんせん日本球界は・・・