イチローも熱くなるメジャー・オールスター
4回、1死二、三塁のチャンスにまわってきたイチロー
(シアトル・マリナーズ
)の第一打席。
ナ・リーグ4番手のリバン・ヘルナンデス投手(ワシントン・ナショナルズ)の決め球のカーブを振りぬくと打球はきれいにライト前へ。
2者を返す日本人初打点となる一打となった。
見所は、3ボールからの4球目をファウルにした場面。
見逃せばフォーボールとなった可能性が高い球を無理にカット!シーズン中では、ありえないひとこま。
次の球ヘルナンデスの得意のカーブを一振り。
格の違いを見せつけた格好。
そのあと、1塁に残ったイチローは、まさかの牽制死・・・
こちらもシ-ズン中では、ほとんど見られない場面。
冷静で、しばしば安打製造機などと揶揄される彼にとって珍しいプレーが続いた。
ホームランダービー欠場をつっこまれてます!?
それにしても、イチローはオールスター・プレーヤーとして遜色がない。
松井秀喜
(ニューヨーク・ヤンキース
)だとまだ若干の違和感があったりもした。
こちらも、格の違いといったところだろうか。
結果は、7-5でアメリカンリーグの8連勝で終了。
メジャー・リーグのオールスターの場合、一試合しか開催されず、ワールドシリーズのホームアドバンテージを賭けた大切な一戦でもある。このあたりが、日本と違いただのお祭りで終わらないポイントになっている。